アニメを4話まで見ました。ネタバレを含みますと、たぶん6話が1巻の終わりになりそうです。
近年、3話で、1巻分。12話で、4巻分というアニメが多い中、『七つの魔剣が支配する』は6話で1巻分と丁寧なつくりになっています。
ハリー・ポッターのオマージュ作品
七つの魔剣が支配するをざっくり説明すると、とある英国の魔法学校キンバリーに6人の少年少女が入学します。
復讐のため、入学した主人公のオリバー。待っていたのは個性豊かな友人と、狂気に満ちた先輩や先生。そして、6つしかないはずの魔剣の7つ目の魔剣を持つ侍のナナオ。オリバーの学園生活を丁寧に描き、彼の復讐は果たせるのか？ といったところです。
作者自身「児童文学じゃないハリー・ポッター」と公言しており、ハリー・ポッターのオマージュリスペクト作品であると分かります。
ハリーがオリバーで、ハーマイオニーが、ジニーが、ロンが、マルフォイが、あの先生はスネイプが、となります。
子供向けのハリー・ポッターはあるけど、高校生向けのハリー・ポッターがないから作ったのでしょうか？ すごく楽しみです。
七つの魔剣が支配する、は杖による魔法よりも剣による剣戟が主軸となります。
小説の作者は、『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の宇野朴人さん
電撃文庫から、アニメ化された、『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の作者さんです。
アニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』を見ました。すごく面白いです。
少数の少年少女が敵に向かって戦っていく。そんな話が好きな人は、アルデラミンも七つの魔剣が支配するもハマると思います。
七つの魔剣が支配する。オリバーの正体は？ 過去は？
オリバー＝ホーンはキンバリー魔法学校の新入生として入学します。目的は復讐であり、オリバーの母親を殺害したキンバリー魔法学校の7人の教師に復讐をするためにキンバリー魔法学校に入学しました。いとこであるシャノンとグウィンや、迷宮で生まれてオリバーの後輩として1年後に入学してくるテレサをはじめキンバリー魔法学校の生徒として潜入し、同じく7人の教師への復讐を目的としている「同志」たちのリーダーでもあります。
七つの魔剣の一つを操る復讐者集団のリーダーです。
「君主」と呼ばれる組織のリーダーであり、この集団は名前を持たず、「同志」とだけ呼ばれており、同志たちの目的は、オリバーの母親を拷問して殺害したキンバリー魔法学校の教師に対する復讐です。
オリバーは教師から、「魔力やそれ以外の才能に特出したものはない」と評され、他の教師や上級生からは、「万事そつなくこなせるタイプだが、特出した才能はない」と評されています。
オリバーが「王様」や「ロード（Lord）」と呼ばれるのは、彼が「ソウルマージ」 – 魂魄融合という秘奥の技を使いこなし、世界に6つしか存在しない魔剣のうち、第四魔剣『奈落を渡る糸（アングスタヴィア）』を操ることができるからです。
魔剣が登場するとワクワクする
七つの魔剣が支配する。という題名通り、魔剣が出るとワクワクします。
特に、6話でオリバーとダリウスの戦いで、オリバーは秘密にしていた魔剣『奈落を渡る糸（アングスタヴィア）』を出します。
魔法学校の先生、魔人を相手にどう戦うのか気になります。
ヒロインの侍少女ナナオも、第七魔剣を持ってくるので、ナナオは、七の名前や第七魔剣から、『七つの魔剣が支配する』主人公のオリバー以上に活躍すると予想できます。
魔剣といえば、刀語が思い出します。
刀語も“七”が重要なキーワードになっていて、鑢七実は最強の姉ちゃんで、作中最強の人物になります。
もしかしたら、ナナオもオリバーを超える作中最強のヒロインとして、オリバーの敵になるかもしれません。
まとめ
『七つの魔剣が支配する』はハリー・ポッターに剣戟を加えたリスペクト・オマージュ作品になっています。
アニメを4話まで見て、本家ハリー・ポッターも面白いですが、『七つの魔剣が支配する』もドロドロしていて面白いです。
主人公と血の匂いがするヒロインが殺し合いするって他の作品ではなかなかありません。
“七”がキーワードになると予想し、侍少女ナナオが作中最強のヒロインになると想像し、ワクワクします。
小説の作者は、『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の宇野朴人さんなので、アルデラミン好きの人は、七つの魔剣が支配するもぜひアニメで見てください。余裕があったら、原作の小説や『未来日記』で有名なえすのサカエさんの漫画版も買ってみましょう。
最終話まで視聴確定。面白いです！