画像は、https://bookmeter.com/books/11056664 より引用
冴えない彼女の育てかた10巻を読み終えました
現在、最終章のFが公開中の冴えない彼女の育て方。実はこっそりと原作ラノベ全巻持ってたり、ファンだったりします。
10巻を読み終えました。感想を書いたり、痛いエピソードを書いたり、ワナビのスランプを脱出する方法について考えたいと思います。
冴えカノは素晴らしい。読んでモチベーションが上がり、スランプ脱出しました!
感想
霞ヶ丘詩羽先輩メインの回です。
内容をざっくばらんに紹介しますと、現役ラノベ作家の先輩がゲームのシナリオをつくっているのですが、上司の紅坂朱音にダメ出しされて泣いてしまうという話です。
上司がひどいのなんのって。ゴミだな、才能ね~わ、的な説教を延々とし、先輩が深く傷つきます。
主人公は先輩を慰めるために先輩をモデルにしたゲームを作り、プレイしてもらうのです。
実は冴カノ。創作系ラノベにはスランプを脱出する話が山ほどあります。
泣くほど人からバカにされたのに、頑張って頑張って頑張る、詩羽先輩や主人公は心に刺さるものがあります。
ちょっとネタバレになりますが、主人公のゲームをプレイした先輩が覚醒し、デレデレになった姿は最高に萌えました(ちょっと古い言い方)
本作にあるような現実をモデルにするなど痛いエピソードを発表
実は私もラノベ作家を目指しており、スランプにかかります。
全然書けなくなった時の迷走を紹介します。
・ラノベのハウツー本を買いあさる
小説の書き方講座、ハリウッド脚本術、冲方丁のなんちゃら、ウェブ小説の書き方創作論やエッセイを読み漁りました。
効果があるのかどうかわかりませんが、10冊以上、読んでも1次選考に通りませんでした。
・女友達を二人作ってデートに行く
当時、冴えカノを読んで野ブタをプロデュースにハマりました。地味な女の子を捕まえて、冴えカノのような最高の萌えヒロインにしようと奔走しました。(1巻が発売されたばかりの頃)リアルで経験したことした創作で生かせない、が当時の心境で、ラノベのために現実の女の子を勉強しました。結局、私の浮気が原因でその二人とは離れ離れになりましたが、当時女に縁のなかった私に、10代の女の子というものを教えてくれました。
・ラノベの新人賞受賞作を買いまくる
MF文庫を狙っていた私は、その年に受賞した作品をすべて買いました。結局2、3作しか読めず、読んでない作品は机の上に積んだままになっています。新人賞受賞作を全部買うってのは、自分の好みのジャンルに逆らう作品も出てくるということなので、嫌いジャンルで読めなくなる作品が必ず存在します。私は勉と割り切ってラノベを読むのが大嫌いなので、自分の好みしか読めず、全部買いは失敗しました。また、流行のラノベ1巻を網羅する作戦も買うだけ買って読まずに放置されて、これまた失敗です。
・大学の図書館に引きこもる
ラノベ作家になりたいか? ――なりたいです! 就職活動もせず4年生の1年間ほとんどを図書館で過ごしました。ライトノベルを書くには読書量が必要と考えて、簡単な絵本から難しい本まで読み漁りました。特に、海外文学、自己啓発書、ビジネス書は、年間100冊は読みました。かかった自己投資に比べてラノベの腕はまったく上がらず、コスパが非常に悪い。創作から遠ざかるように、自己啓発やビジネス書を読み、株や副業に興味を持ちました。今では幻冬舎の箕輪さんが大好きで、お金持ちになる方法ばかり詳しいです。※実行に移せてないので低所得のままですが(笑)
超絶スランプで1年間何も書かずにアニメを見まくる
一時期、インプットが必要と考え、執筆を断念しました。それでも作家になりたかったのでアニメを見まくりました。多い時は1日で1クール。12話全部見ました。月額の動画配信サービスに三つ登録して廃人になるまでアニメを見ました。ただ、インプットは良いのですが作家になるには、やっぱり文字が一番かな、と思いました。アニメを1000話見ても執筆の腕は上がりません。
・数々の小説投稿サイトに作品を投稿
モバゲー、エブリスタ、ストリエ、小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、二次創作、たくさんのサイトをハシゴしました。特に初期のケータイ小説は、お金を払えば自分の作品が宣伝できたので、数万円払って課金して読者を得ました。その作品は結局、駄作だと気づき、消します。
以上が私のワナビ痛いエピソードです。間違った努力をしていたため、現在まったく結果が出ません。せいぜい、なろうで1万PV達成したことくらいです。
作家になるための王道はシンプルで三つ
この十年ほど、アマチュアでいろいろ活動してきましたが、創作が上手になる王道は以下の三つ。
・書く
・読む
・感想をもらう
たくさんインプット(読書)して、たくさんアウトプット(執筆)して、PDCA回すだけだと思います。
エブリスタの石田衣良さんが、そのジャンルで1000冊読もう、と言われていますが、うまくなるにはラノベを1000冊読むしかない。分かっていますが、行動するのは難しいです。
最後に
ライトノベル研究所のうっぴーさんがYouTubeをアップされています。
ラノベにオリジナリティは必要ない。テンプレと流行がすべてと言い切っています。
ということは、年内に発売されたラノベを読み漁り、流行を先取りしてパクったオマージュした作品を書き、手当たり次第に新人賞に出せば、いいのではないでしょうか?
ラブコメが苦手な私ですが、MF文庫新人賞に送って1次選考の突破を目指します。