アニメ化と合わせてますます人気が高まっている漫画「葬送のフリーレン」ですが、そこには多くの強者が登場しています。
それらの登場人物の中でどれが「最強」なのかということについては意見も分かれるところです。
そこでここではそれぞれの強さについて見ていきたいと思います。
時代や戦い方などの条件が違うため、誰が最強かは意見が分かれている
この「葬送のフリーレン」では魔王を倒す前、倒してから数十年後などと時代が違っていることに加えて、戦うまでに準備をしていき有利な立場で不意打ちをするといった戦い方もあるために同じ条件で戦えばどうだったかということがわからないのです。
そもそも全員が同じ場所に揃って戦ったわけではないので、どうしても比較が難しくなってしまうという部分があります。
ここでは客観的に見て「強い」と判断される登場人物を紹介していきます。
ゼーリエ:大魔法使い
多くの人たちが声を揃えて「おそらく最強」としているのが「ゼーリエ」です。
神話の時代から生きていると言われるエルフの大魔法使いです。
1000年を超える時間をすでに生きており、歴史上存在している魔法のほぼすべてを習得しているとされています。
本作の主人公であるフリーレンの師匠であるフランメの師匠でもあります。
フランメのことを「失敗作」、フリーレンのことを「歳のわりには技術の甘い魔法使い」と読んでいることからも圧倒的な実力を持っていることがわかります。
その強さゆえかあまりバトルシーンは描かれていないのですが、七崩賢最強と呼ばれる黄金郷のマハトを軽くあしらっていたことからもその強さが本物であることがわかります。
おそらく単純に「強さ」でいうのであればゼーリエがもっとも強いと言えるでしょう。
魔王:謎の多い魔王
魔王は1000年ものあいだ魔族を束ねていた王です。
ヒンメル、フリーレン、ハイター、アイゼンの勇者一行に倒されたのですが、物語が始まった時点ですでに倒されていたために明確な強さが描かれていないままになっています。
ただ、「強者揃いの七崩賢を従えていたこと」「フリーレンたちが4人がかりでやっと勝利した」という実績を考えればその実力はかなりのものであったことがわかります。
作中では過去編が書かれることもありますので、そこで登場する可能性もあります。
南の勇者:一人で戦った圧倒的実力者
勇者ヒンメルよりも圧倒的な実力を持っていたとされるのが「南の勇者」です。
物語開始時点ですでに死亡しているものの、彼は「魔王軍の前線部隊を一人で壊滅させた」という強さを見せたことから魔王軍から警戒されることとなり、「七崩賢全員と全知のシュラハト」に襲われるという悲劇に見舞われます。
しかも魔王軍は彼と戦えばかなりの被害が魔王軍にも出るとわかっていながらも戦うことを選択したほど南の勇者を恐れていました。
その結果南の勇者は命を落とすこととなるのですが、その時に七崩賢3人とシュラハトを道連れにしているということからも彼の強さがわかります。
フリーレンたちは4人でパーティーを組んでいましたが、南の勇者は一人で戦っていたことから考えてもその強さは圧倒的だと言えるでしょう。
フリーレン:本作主人公の葬送のフリーレン
本作の主人公でもあるフリーレンはエルフということもあって長期間にわたって魔族と戦っています。
歴史上もっとも魔族を葬ったことから「葬送のフリーレン」と呼ばれるようになっています。
莫大な魔力量、膨大な知識、実戦経験などから強さでは上位に位置していると言われているのですが、彼女は実力を隠すことも多く、いまだ見せていない力があるとも言われています。
主人公ということもあってこれからの活躍がさらに期待できることと合わせても、やはりその実力は上位だと言えるでしょう。
黄金郷のマハト:防御不可能の呪いが強すぎる
黄金郷のマハトは七崩賢の最後の生き残りであり、最強の実力者とされていた魔族です。
その強さの根拠を見ていくと、
・防御や解除も不可能な「万物を黄金に変える魔法」を使いこなす
・自分が作り出した黄金郷内部での探知魔法が強力
・フリーレンを一度破っている
ということを見ていけばわかります。
特に人間や物体などすべてを黄金にしてしまう魔法があまりにもチートであり、近づくことすらまともにできないという実力者です。
魔族の中でも変わり者であり、人間というものに興味を持っていること、人間との共存を考えていることなど独特な価値観を持っていることがわかります。
ただ、チートな魔法を使う割にまともな戦い方をするため、戦いの駆け引きはそれほど得意ではないようです。
まとめ
葬送のフリーレンには圧倒的な実力者が数多く登場しています。
ただ、本作開始時点ですでに死亡している人間や魔族もいるため、誰が最強かというのは判断できない部分もあります。
現時点ではやはり大魔法使いゼーリエが一歩リードしていると言えるでしょうか。
コメント