近年人気となっている作家に「コトヤマ」がいます。
代表作は「だがしかし」と「よふかしのうた」であり、その特徴のあるキャラクターの独創性のあるテーマが人気となっています。
そこでここでは「コトヤマ」の代表作である「だがしかし」と「よふかしのうた」の魅力について紹介していきたいと思います。
「だがしかし」の魅力とは

画像は、TBSテレビ:だがしかし公式ホームページ より引用
「だがしかし」は2014年30号から2018年20号まで「週刊少年サンデー」(小学館)で連載されていた漫画です。
第2期までアニメ化されたことからもわかるように人気マンガとなっていました。
ここではそんな「だがしかし」のあらすじと魅力を順に紹介していきます。
「だがしかし」のあらすじは
マンガの舞台となっているのは日本の田舎町です。
高層マンションなどもほとんどなく、風景も田舎そのものという町で「シカダ駄菓子」という駄菓子屋が主人公の家となっています。
ここで父親である「鹿田ヨウ」とその息子である「鹿田ココノツ」の二人で暮らしているのですが、そこに大手菓子メーカーの社長令嬢である「枝垂ほたる」が訪ねてきたことから話は大きく展開していくこととなります。
ほたるは駄菓子業界で知る人ぞ知る存在である父親の「ヨウ」を引き抜きに来たのですが、ヨウはココノツが店を継ぐまでは店から離れられないと断ります。
そのため、ほたるは何とかしてココノツに店を継がせるためにいろいろと手段を講じていくこととなります。
メインテーマが「駄菓子」である
まず舞台が「駄菓子屋」ということもあって、ほとんどの回に「駄菓子」が登場しています。
ここでは実際に存在している駄菓子が登場しているのが特徴的です。
その駄菓子を販売している会社やメーカーに許可をとっていることで実現しているものであり、一部の駄菓子を除いてほとんどの菓子が実在の名前のままで登場しています。
そういったこともあって、大人からは「懐かしい」、子どもからは「一度食べてみたい」として注目を集めることとなりました。
個性のあるキャラクターたち
このマンガに登場するキャラクターたちはとにかく個性的で魅力があります。
主人公のココノツは駄菓子の知識は豊富でありながら店は継ぎたくなく、漫画家志望であり作品を持ち込んだりしています。
ヒロイン役であるほたるは美人でスタイルが良いのに駄菓子マニアで、しかも少し抜けているところがあるという女性です。
しかも年齢も不詳であり、作者もあえて公表していません。
父親のヨウは駄菓子業界で有名な人物でありながら普段はダメな父親となっており、そこにココノツの同級生である「豆(トウ)」とその妹である「サヤ」のコーヒー店も良いアクセントとなっています。
「よふかしのうた」の魅力とは

画像は、https://kai-you.net/ より引用
こちらは2019年から「週刊少年サンデー」で連載されている人気マンガです。
「だがしかし」とは違った世界観で注目を集めています。
こちらもあらすじと作品の魅力を順に紹介していきます。
「よふかしのうた」のあらすじは
作品の舞台は現代の町で主人公は中学2年生の男の子である「夜守コウ」です。
特に目立つことなく生活をしていた彼はある日、女子から告白をされます。
その告白を断ったところ、他の女子たちから強く非難されることとなり、それがきっかけで不登校となってしまいます。
外出することができなかった彼は眠れなかった夜に町に出ます。
そこで吸血鬼である「七草ナヅナ」とであうこととなります。
今までとは違った吸血鬼の存在
ヒロインが吸血鬼ということもあって作品には多くの吸血鬼が登場します。
ただ、これまでの吸血鬼の作品と違うのは「吸血鬼になるためにはその吸血鬼に恋をしなければならない」ということです。
この制約があるため、主人公のコウはナヅナに恋をするために行動を共にすることとなります。
また、彼だけではなく彼の友人も別の吸血鬼に恋をして、という展開もあって作品を深いものとしています。
魅力あるキャラクターたち
「だがしかし」でもそうでしたが、とにかくキャラクターたちが個性的で魅力ある存在となっています。
特にヒロインである七草ナヅナは普段は下ネタを平気で話すようなおっさん気質でありながら、自身は恋愛に慣れておらず、コウとの距離の詰め方も面白いものとなっています。
また、彼女以外の吸血鬼も注目です。
何百年も生きていて多くの男性を虜にしてきた吸血鬼が実は彼女なりの理由があって行動しているということも判明してきます。
こうしたそれぞれのキャラクターの個性も作品の魅力となっています。
まとめ
「コトヤマ」が描くマンガ「だがしかし」や「よふかしのうた」はそれぞれが特徴的で魅力ある作品となっています。
特にキャラクターの個性は注目すべき部分です。
これらの作品はアニメ化もされていますので、ぜひマンガとアニメの両方を楽しんでみることをおすすめします。