冰剣の魔術師が世界を統べる、1話を見ました。久しぶりのラノベ(ライトノベル)原作のアニメです。とてもワクワクして、実際、内容を見るとくっそ笑いました。楽しかったです。
ラノベ原作のアニメは他にもたくさんあります。けれども冰剣の魔術師が世界を統べる※以降ひょうけんと略す は他のラノベ原作と違います。石鹸枠と呼ばれます。
久しぶりの石鹼枠にワクワクしました。石鹸枠とは? 意味を紹介しながら、考察します。
アニメブログやってます。良かったら見てね!
石鹸枠とは
石鹸枠は、類似する設定のアニメ群を指します。昔のラノベの設定に、学園バトルファンタジーが多かったのですが、全部デジャヴュを感じる似たようなキャラや設定、ストーリーばかりでした。
「あれ? これ見たことあるな?」というアニメ群を石鹸枠と言います。
なろう系に例えると、交通事故で死んで異世界転生、中世ヨーロッパ風のナーロッパ、ステータスオープン、ギルド、などの類似性です。
昔のアニメは石鹸枠が主流でした。今のアニメはなろう系が主流です。
ひょうけんは久しぶりの石鹸枠でした。ワクタカ※死語
石鹸枠のアニメ一覧
・『星刻の竜騎士』(2014)石鹸枠の始祖にして原点
石鹸枠四天王(2015)
・『精霊使いの剣舞』
・『精霊使いの禁呪詠唱』
・『銃皇無尽のファフニール』
・『アブソリュート・デュオ』
これに『空戦魔導士候補生の教官』を加えるケースもあります。
石鹸枠ニュージェネレーション(2015)。
・『学戦都市アスタリスク』
・ 『落第騎士の英雄譚』
石鹸枠後期を盛り上げた二大作品です。同クールで1話の展開が似すぎていることで有名。
後期を盛り上げた作品群(2015~2017)。
・『対魔導学園35試験小隊』
・『最弱無敗の神装機竜』
・『ハンドレッド』
・『ロクでなし魔術講師と禁忌経典』
特に最後の「ロクアカ」はかなり評価が高いです。このあたりが石鹸枠の最後あたりになります。
石鹸枠としてはえち要素が強すぎて石鹸枠からは外れることが多い作品(入れる人もいる)
・『新妹魔王の契約者』(2015)
・『魔装学園H×H』(2016)
・精霊使いの剣舞
・精霊使いの禁呪詠唱
・銃皇無尽のファフニール
・アブソリュート・デュオ
・空戦魔導士候補生の教官
・学戦都市アスタリスク
・ 落第騎士の英雄譚
・対魔導学園35試験小隊
・最弱無敗の神装機竜
・ハンドレッド
・ロクでなし魔術講師と禁忌経典
・新妹魔王の契約者
・魔装学園H×H
学戦都市アスタリスクと落第騎士の英雄譚の類似点
有名なのが、アスタリスクと落第騎士の類似点かもしれないです。
二つのアニメは同じ時期に放映されていて、リアルタイムで見ていた私も石鹸枠過ぎて爆笑していました。すごく面白かったです。
特に1話は同じアニメなのかと勘違いしました。
- 学園物である
- 主人公がヒロインの着替えシーンにバッタリ遭遇してしまうところから始まる
- 着替えを見たことでヒロインの怒りを買い主人公と決闘することになるが、主人公が勝つ
- ヒロインが髪の赤いお姫様で、剣使いで炎を操り、ツンデレ的な性格でめっちゃ強い
- 主人公が弱そうに見えて実は強い
- ヒロインがマッチョな斧使いに勝つシーンがある
ねとらぼアンサー https://nlab.itmedia.co.jp/nl/subtop/answer/ より引用
こち亀の両津のコラ画像。全部同じじゃないですか、にも出演
画像は、
学園アスタリスクと落第騎士の英雄譚はどちらも面白いのでおすすめです
二つとも原作のラノベを買って読みました。巻数が多くて途中で追うのをやめましたが、アニオタならば石鹸枠の二つのアニメを見るのも、教養? だと思います。
ここ、テストに出ますよ!(大嘘)
石鹸枠となろう系の考察
画像は、TVアニメ「冰剣の魔術師が世界を統べる」公式サイトより
石鹸枠が誕生した裏側には、学園バトルファンタジーが受けたからです。今の、なろう系がそうですね。
ちなみに、なろう系とは『小説家になろう』や『アルファポリス』、『カクヨム』などで誕生したウェブ小説で、異世界転生を指します。現世で人が死に、異世界(中世ヨーロッパ風)に転生もしくは転移する物語です。
今は、悪役令嬢、追放、復讐など、なろう系も多様化していますが、ウェブ小説原作のアニメを大雑把に『なろう系』と言います。
閑話休題。
石鹸枠もなろう系も流行だからたくさん生まれます。類似点はテンプレ化しています。
昔は学園バトルファンタジーで、主人公が弱そうに見えて実は最強で、ヒロインは炎使いのツンデレキャラで、唐突にトーナメントが始まる、などテンプレートが読者に受け、売れたのです。
今の、なろう系と同じですね!
だからひょうけんの設定は、灼眼のシャナ、とある魔術の禁書目録、ストライク・ザ・ブラッドなどを読んできた世代からしたら、相当、懐かしく感じました。
アニメ化されたラノベの歴史を簡単に紹介
スレイヤーズが大流行しました。すると、ラノベの新人賞に、スレイヤーズに類似する作品が大量に送られてきたそうです。ファンタジー全盛期です。
魔術師オーフェンが発売されました。
ブギーポップは笑わないが発売されました。学園物の誕生です。西尾維新、奈須きのこ、時雨沢恵一に大きな影響を与えました。
フルメタル・パニック!が発売されました。学園バトル物です。ミリタリーと学園物、SFの要素を混在させたボーイ・ミーツ・ガールの誕生です。
児童文学でハリー・ポッターが発売しました。ラノベ界隈に多大な影響を与えます。
ゼロの使い魔が発売されました。学園バトルファンタジーの誕生であり、異世界転生の始まりです。
当時、カノンというゲームが流行っており、主人公を一人のヒロインと恋愛させると、他のヒロインが不幸になるという問題が発生しました。
そこで二次創作では、万能型の主人公※メアリー・スーのような人物 が求められました。Kanonのヒロインを全員攻略するのです。今の最強チート俺TUEEE主人公の誕生です。
なろう系が誕生し、なろう小説が大流行。ラノベは衰退しました※人類は衰退しました
ラノベ全盛期、石鹸枠は、なろう系の誕生と共に消え去っていきます。
ひょうけつのような作品は現代ではかなりレアです。私は石鹸枠のラノベやアニメが復活することを望んでいます。というか、自分でカクヨムで書きます。学園バトルファンタジーや学園異能バトル物は最高だぞ! 異世界転生も捨てがたいが……。
最近のお気に入りは、乙女ゲー世界に生まれ変わった、乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です『モブせか』です。アニメを全部見て、漫画を買いました。原作の小説も読みたいです。
今後のラノベやなろう系、アニメの推察
今期はTS物が流行しています。私もTSが大好きです。だからといって今後はTS物が流行になるとは思いません。ニッチ過ぎて一時の流行に終わると思います。
今後、ベストセラーになった小説がどんどんパクられてオマージュされて類似作品がたくさん出てきます。なぜなら世の中、資本主義だから。オマージュ作品は売れてお金になるからです。
石鹸枠は作家や出版社の苦労の末にたどり着いたオマージュ作品群の総称なのです。揶揄されていますが、私は石鹸枠が好きです。
なろう系もいずれ淘汰されていきます。今後、どんなラノベやなろう系、アニメが流行するのか分かりませんが、私は、ワールドエンドエコノミカのような金融が大ヒットすると推察します。なぜなら、高校三年生から生活の授業で株を学ぶからです。
まとめ
石鹸枠は昔流行したラノベのテンプレート。類似性のある作品群。
ひょうけんは久しぶりの石鹸枠。1話見たが、すごく面白い。視聴継続。
ラノベの歴史から石鹸枠は人気がなくなった。今はなろう系が人気。
しかし、なろう系アニメも中国のビリビリ動画では視聴数が落ちている。
これからなろう系が売れるとは限らない。
今後、金融の小説が大ヒットすると予想。なぜなら高校三年生が株を習い、金融リテラシーを持つティーンエイジャー(13歳から19歳の少年少女)が増えるから。
結論。石鹸枠の再流行を望む。復活してくれ、石鹸枠!
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